ブルックナー交響曲全集と選集 18種類 稿の問題 ブル9の4楽章も

ブルックナーが好きで、クラシック音楽にのめり込んでいるから、それなりに交響曲の全集や選集もそろえている。

ブルックナーの交響曲全集 選集も。稿の問題があり第9番第4楽章も

下記が、そろえたブルックナーの全集と選集である。

指揮者オーケストラ000123456789
Barenboim, Daniel (1942- )Berliner Philharmoniker1990v.1v.2v.2v.2H
Barenboim, Daniel (1942- )Chicago Symphony Orchestra1975v.1v.1v.2v.2H
Celibidache, Sergiu (1912-1996)Radio-Sinfonieorchester Stuttgart Des SWR1974v.3v.2
Chailly, Riccardo (1953- )Royal Concertgebouw Orchestra1996v.2v.2v.3v.2
Eichhorn, Kurt (1908-1994)Bruckner Orchester Linz1992v.1v.1v.3v.2+4
Inbal, Eliahu (1936- )Radio-Sinfonie-Orchester Frankfurt1987v.1v.2v.1v.1+4
Jochum, Eugen (1902-1987)Berliner Philharmoniker1966v.1v.2v.3v.2
Jochum, Eugen (1902-1987)Staatskapelle Dresden1978v.1v.2v.3v.2
Karajan, Herbert Von (1908-1989)Berliner Philharmoniker1975v.1v.2v.3v.2H
Kegel, Herbert (1920-1990)Rundfunk-Sinfonie-Orchester Leipzig1975v.3v.2H
Masur, Kurt (1927- )Gewandhausorchester Leipzig1975v.1v.2v.3v.2H
Paternostro, Roberto (1957- )Württembergische Philharmonie Reutlingen2005v.1v.2v.3v.2
Rögner, Heinz (1929-2001)Deutsches Symphonie-Orchester Berlin1983v.2H
Rozhdestvensky, Gennady (1931- )The USSR Ministry of Culture Symphony Orchestra1985v.1v.2v.2v.2
Skrowaczewski, Stanislaw (1923- )Saarbrücken Radio Symphony Orchestra1993v.1v.2v.3v.2
Solti, Georg (1912-1997)Chicago Symphony Orchestra1985v.1v.2v.2v.2
Tintner, Georg (1917-1999)Royal Scottish National Orchestra1997v.1v.1v.1v.1
Wand, Günter (1912-2002)Kölner Rundfunk Sinphonieorchester1978v.2v.2v.3v.2

詳しくはネットで調べていただくとして、ブルックナーは時代の評論家に翻弄され続け、さらには弟子たちにもないがしろにされた風があり、大曲にもかかわらず何回も修正というか推敲している。

そのため、稿が違えばまるで別の曲のようなものも出てきているのである。

よって、全集といっても、全異稿が収録されたものは、最近復刻されたロジェストヴェンスキーのものくらいだろうか。

第9番は第4楽章のあるなし、第8番は第2稿か第1稿か、ブルオタには気になるところである。

また、第1番は第1稿がLinz版と言われ、これが収録されることが多い。第2稿はWiner版。

第2番も2稿ある。

第3番もややこしい。第1稿はリヒャルト・ヴァーグナーに捧げられている。が、演奏されるのは第3稿が多いようだ。

またおもしろいのは、第1番の前にボツとした第0番があり、さらには第00番までもある(笑
ブルオタは、こういった曲もコレクションするのである。

下図は、iTunesのブルックナー全集・選集のジャケット、アートワークである。

ブルックナー全集選集コレクションブルックナー全集選集コレクション

»